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サトくんのブログ

リニューアルに当たってなんかカッチョいいブログ名にしようと思ったけど、ぼくのブログとしか言いようがないや。

匿名劇壇を賞賛す!偉そうやなしかし(観劇17)

これは本当に面白かった。記事自体もよく書けていて読み返して結構好き。もっと色々書けば良かったのに。

  • 2014.05.31 Saturday
  • 23:23
 
朝投稿したやつと打って変ってクソ面白かった。匿名劇壇「二時間に及ぶ交渉の末」。
何人か誘ったんだが、誰も来なくて一人寒しく観にいった。いいもんね。一人で観たほうが客席でカッコつけなくて観れるもんね。

いやあ面白い芝居に対しては、どうも色々言うのは本当に気がひけるんだけど、メタ演劇というジャンルの到達点な気がした。
正直、前回のやつはまあつまらなくはなかったけど、どうも受け取る僕も作る側にも手が余った感じがあった。
今回はかなり等身大にセリフやシーンが描かれていて、役者の方にも受け取る俺にもしっくりいってたと思う。ストーリー運び的にも長々やられると辛いものがあったかもしれないが、週刊ジャンプ的に話の盛り上がりを切りながら(かといってものすごく続きが気になって今上演中の話に集中できないというほどでもないバランス)でメリハリがあって飽きずにみれた。

そもそも舞台美術がよかったなあ。おうてんいんの客席はどうもオペ席の二階のせいか、空間は広くフラットなのに変に奥まったちぐはぐなイメージがあった。少し前にセリださせて、ちかしい空間になってテイストにあってた。

あんまし俳優褒めないけど、男優が抜群にうまい。よく自分自信も他者も観察し、それに見合う表現力もあると思う。女優は若干口跡が悪い人がいる気もするが美人だな。

最近、脚本兼演出を担当する人と演出と分かれている人についてちょっと考えてた。演出のみだと基本的に脚本への疑問視や違和感から出発し、解釈で紐解いていくイメージがある。一方、脚本も書いていると脚本に絶対の自信があるというか、自分で書いてるものは他の人もぼんやりとは理解できていると思っている、そんなイメージ。後者は独りよがりになる傾向が強い。特に最近観た劇は基本的にそれがつらかった。
今回、匿名劇壇の作品はそれがいいほうに転がってた。「俺のスーパー面白い脚本を俺のよく知ってる役者で見やがれ、このやろう!」の精神がすっと入ってきた。実際、演劇通ぶっている人(俺だ)にtwitterでみると絶賛だし。
具体的に例えば、あの脚本を別の演出家が演出していたら、シーンの切り替えは過剰に盛っていたと思う。
あとなんだろうな。


メタ演劇は劇団がデカくなり大きいホールでうているようになるにつれ、その分メタ成分が「他人事」になっていくのが課題のような気がするが、その辺をどう料理してくるのか、勝手に成長とともに楽しみにしている。