内緒だよ

リニューアルに当たってなんかカッチョいいブログ名にしようと思ったけど、ぼくのブログとしか言いようがないや。

ミュミュミュミュージカル

踊るマハラジャみて最近カレーよく作ってる。カレー粉からのやつね。

  • 2017.03.01 Wednesday
  • 21:01

 

最近まで自分では気がつかなかった。ぼくはクッキーが好きだ。
クッキーってあのクッキーね。お菓子の。
この前実家で母親に指摘されて気がついた。どうやらぼくはよく食べてるらしい。
確かに家でなんか食う物がないかなとゴソゴソ漁っててクッキーとチョコを見つけたらクッキーを食べる。
だけど好きな食べ物は?って聞かれたら違うものを答える。
クッキー♪ってガラじゃないし、この店のクッキーが好きで…と語れるものでもない

同じように好きな映画は?演劇は?
と聞かれると、小津安二郎とかデビットリンチとか、平田オリザとか松尾スズキとかその遺伝子を継いだポツドールとか、たんたんした日常の中でチョットスパイスの効いた…とか、感覚的に見えて構成とそのカタストロフがどうこうとか、答えちゃうんだけど、実はミュージカルが好きだ。

そもそもミュージカルは、ぼくがサブカルに手を染める中学くらい、、多分バンプアジカンあたりがそのルーツだと思うんだけど、その前からドラエもんアンパンマンと同じぐらいから観てる。今アンパンマンって打とうとしたらアンパンマングミが先に予測変換ででたよ
小学生の頃はニューヨークでボトルアタッカーとして生活していたので、クシャクシャになったドル札を集めて、ブロードウェイで支配人の目を盗んでなんとか潜り込んで観ていた。

嘘。少しボンボンなのでブロードウェイとか日本なら劇団四季とかママンに付き合って退屈だなあと思いながら観てたんすよ。坊っちゃん刈りで。

今の捻くれたぼくにもミュージカルは価値があると思うのは、役者がプロだからだ。
人間ってこんなに声が出るんかいなって圧倒的歌唱力(声量)とキレッキレのダンス。これは趣味で芝居をする人がたどり着ける領域ではない。確立した方法論とハードな訓練と容姿も含めた才能。素人ミュージカルを観る機会がこれまで何回かあったけど、まあヒドイ。
あとミュージカルの良さはあの芝居パートと歌パートの入れ替わり部分だ。観ててワクワクする。その辺は日常の中の非日常が、、っていうぼくの芝居論に共通するところもある。ミュージカルごっことかしたくならない?料理中とか掃除中とか財布を探している時とか。俺はなるよ。一人でたまにする。
その延長でミュージカル映画も有名どころは観てまして。ただ残念な役者の馬鹿声量は肉声でないと体感できない。キャメラだと切り落とされてしまう。それでも舞台はびっくりするくらいお値段が高いので、映画はミュージカルを体感するのに手頃でいいと思う。

で、映画の日にラ・ラ・ランド観てきたんすよ。声に出してララランドって言うと、一個ラを多く言うよ。ラララランドって。多分ワギャンランドのせいだね。
映画はいい映画だと思う。デートにちょうどいいと思う。帰りにオトコとオンナの価値観の違いなんか話せば間がもつんじゃない?あとは二人でミュージカルごっこしてみたり、アカデミー賞受賞のハプニング相手が知らなかったら話してみたり、あの曲滝蓮太郎だよね?って言ってみて滝蓮太郎って何?って言われて相手の無教養にガッカリしたり。
音楽が良かったし、画面も綺麗で(まあぼくは前述の通りLAよりはニューヨーカーだけど)、中盤ちょっと眠いっていう素敵な映画でした。

帰りにムトゥ踊るマハラジャ借りてきたんで今から観るわ