内緒だよ

リニューアルに当たってなんかカッチョいいブログ名にしようと思ったけど、ぼくのブログとしか言いようがないや。

人気劇団を糾弾す!いや糾弾ではないな(観劇16)

一コ抜けてた。これが抜けてるかあ。順番の入れ替え方わかんないし、嫌だなあ。

  • 2014.05.31 Saturday
  • 06:08

 

あ、かつてないほどクチが悪いです。
近鉄アート館が新しくできた。こけら落とし公演のよう。

いやあ、クソみたいな芝居でしたね。伊藤えん魔プロ、コロニー。
多少ね学生ということでお安く観さしてもらったんですが、決して学生の身には安くないお金を払っているんですよ。関係者は恥を知ったほうがいい。演者の方に多少、優れた方がいたとしてもね、ウンコが混じってたら劇全体がウンコなんすよ。よっぽどウンコを吹き飛ばすパワーがあるか、ウンコをすげえウンコに見せない限り。私はやるだけのことやったってなしよ。連帯責任じゃ。日本語がまともに喋れないやつが役者を名乗るな、金を取るな。

お客さんも、お客さんだよ。いくら、カーテンコールされて当然という空気を出されたとはいえ(一部のキャストのみ、アンサンブルではない、それなりの役どころも挨拶にでなかった)トリプルコールしちゃダメだろ。確かに純粋に楽しんでた人はいた。でもぼくは知っているあなた達が満足してないことを。だいたい客観的にみて完全なセリフ忘れが3回もあったんだぞ!
別に噛むな忘れるなとは言わない。生ものだし。でももう少しフォローというか、方法があるだろう。何回も舞台踏まれた方方だし。オロオロ困るだけって(笑)

別に書く必要もないけど、悪かった点をばっとあげると
・開始10分まともな日本語が聴こえてこない
・まったく見えてこない世界観
・ようやくこれは虫の世界の話をモチーフにしてるんだなと気づいても、そこから一切話が人間へとシフトされない。家でNHKの昆虫ドキュメント見てるほうがテンションあがる。
・酷く情けない戦闘中の声。
・高価な機材を使っただけの照明。
・コポコポうるさいスモークマシーン。席かなり俺後ろのほうだったぞ。真面目なシーンでコポコポなっていて、あんまりにもくだらないので誰か馬鹿にした笑いかと思った。
・とりあえず盛り上がりには曲をかけとく姿勢。選曲のセンスのなさ。ビートルズのアレンジなあ。音の入りもぶちぶちしてうるさい。
・ぶん回しているだけのチャンバラ。照明と音に逃げすぎ。特に殺陣には思うところあってぼくの引き出しの少なさを気にして参考にしたかったのに…

ボケるのは多いに結構だが、ちゃんと置き場所を見つけてくれ。「はい、ということで…」ってな感じでグズグズのまま話をもどさないでくれよ。笑いが宙に舞っていた。
多分、舞台側の人は人によっては「今日は客が冷たいなあ」とか思ってそう。いや単純にスベりぎみだった。
まあふざける前に色々とやることあると思うけど。具体的にはセリフを忘れないとか、構成をもう少し吟味するとか。

似たような芝居は学生でもよくみるけど、若い分許されるというか。エネルギーが溢れているというか。名前を出すと、ちゃうかちゃわん、学園座、自由劇場はその傾向が芝居によってはわりと強くあるな。
いい年してこんなもんしかできないのが悲しくなった。それでハゲネタとかもう観てていたたまれないよ。

チャンバラだろうと不条理だろうと、どんなに変な世界の話でも結局のところ、人の心、そこをどう描くが重要なんじゃねーのと思った。
新感線って偉大なんだなあ。

観劇中はこれでも、これはバツと荒を探すよりは結構好意的に観てたつもりなんですがね。