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サトくんのブログ

リニューアルに当たってなんかカッチョいいブログ名にしようと思ったけど、ぼくのブログとしか言いようがないや。

癌についてちょっとだけ

癌(悪性腫瘍)ってのは厚かましいやつで、人の身体のなかで、勝手にどんどん大きくなって、勝手に人の栄養どんどん奪っていって、叩こうにも身体の色々なところに移っていって、そこでもひっそりと様子を見たり、また隙をみてどんどん大きくなって、正常であるべき場所にある細胞を押し抜けて組織をむちゃくちゃにしてしまう。という風にぼくは理解している。正確ではないが、それほど適当なことも言ってないだろう。腫瘍のことは別名、新生物とも言ったりする。

病理で癌の標本スライドを観察する実習があって、先生が繰り返し、癌細胞は悪い貌したやつだからと言っていて、比喩表現をやめろ、細胞に顏も糞もあるかよ、どこが正常でどれが癌かわかんねーよと思いながら探していたが、なるほど見慣れると癌は確かに悪そうな貌をしている。

癌細胞のもう一つの特徴として、癌は各細胞ごとにそれぞれ貌つきが異なるというのがある。全員貌つきはもうむっちゃ悪そうなんだけど、それぞれ個性がある。

「幸福な家庭はすべてよく似たものであるが、不幸な家庭は皆それぞれに不幸である」
ってのはトルストイの『アンナ・カレーニナ』冒頭の一節で、これが一般的に言えるのかどうかわからないが、癌細胞に関しては正しいらしいです。