サトくんのブログ

リニューアルに当たってなんかカッチョいいブログ名にしようと思ったけど、ぼくのブログとしか言いようがないや。

第6回クォータースターコンテストについて(その①)

いやあ、どもども。まさかノミネートされるなんてね!!!

天才かもしれない。
っていうよりはラッキーでした。


brother

作った側がアレコレ作品を語るってロックスターとしてはスーパーダサい行為だと思うんだけど、オレ、ロックスターでもないし、こういうの時をおいて読み返すと自分で作った梅酒みたい自分はおいしく感じられる(他の人がどう感じるかは知らん)ので、書く。

 

多分4回に分けて記事は書くかな。
今回作った感想、第二回他のノミネートの感想、第三回結果発表を受けて、第四回脚本公開(割とカットしたのでカットしてないのを公開したい)って感じで。

 

いいところ、なんでノミネートできたか考えてみたり、創作秘話とか

 

・ホンの台詞、科白がまぁまぁ上手い。よくヒトの会話、対話、生理を観察してる。
プロット自体も悪くはない。素人だし(暫く僕は素人だということを逃げにしてブログに色々書くと思います。少なくともオレは演劇人じゃないです)。あっと驚く仕掛けはないが鼻からそこで勝負する気はなかった。過去作を見てどんでんがえし系が多いな、と思ってそれを自分が書いたところで二番せんじになることは目に見えていた。


平田オリザ先生の教科書的な、あの新書2冊は繰り返し読みました。あと小津安二郎監督とか是枝監督の作品に影響受けてると思う。あとはガスヴァンサントとか…そういえば行定勲監督の作品は観ないままだったな……もちろんセカチューと今度は愛妻家と円卓は人生で観たことあるんですけど、研究目的では観なかったな。

 

・演出も会話劇がたるくなってしまう自覚はあって、映像を冒頭にいれる、ゲーム内音楽という体で音楽を放り込む、序盤は多少無理にでも動きをつける、となんとかそのコンテクスト内でメリハリをつけようとこころみていた。

音量バランスにはやや失敗したなと思ってる。うーん、テレビとかでは音声さんがいるんだろうなあ。最初のタイトルもゲーム画面にすることにより何の意味もなくタイトルを画面に映すなんてことはしなかったのはいい発想だったと思う。

他の作品観ていて感じたけど、このQSCという動画×演劇のコンテストは、普通の芝居に比べても始まりが肝心だと思う。youtubeは簡単にシークバーで飛ばしたり他のオススメ動画が横にあったりと誘惑が多い。リアルの演劇ってある種、お客さんを軟禁状態においてると思うんです。つまらなくても、よっぽどのことがない限りお客さんは出て行かない。お金払ってるし。演劇ってジャンルはぶっちゃけyoutubeと相性は悪い。
そしてはこのコンテクストのルール上編集ができない。これがむっちゃキツい。僕youtuberって日本人だとヒカキンくらいしか知らないんだけど、無茶苦茶テンポよくカットしている。飽きさせないためだろう。

というわけで最初の1分もしかしたら10秒が無茶苦茶大事だと思う。普通の芝居でも最初は大事だけどそれ以上に。

実際ノミネートされた作品はどれも意識的にか、無意識か、掴みが強い。チラホラ他のエントリー作品も観たんだけど、偉そうに言えば勿体無いなぁってのはいっぱいあった。

 

・役者も悪くはない。演劇を映像に収めるとなりがちなウッとなるドヤ感を抑えながら演技ができた。みづきさんはうまい。初めは困っていたが、仕事人気質で概ね演出の要求通り仕事をしたし、ぼくもそこまで悪くない。と思いたい。でもノミネートの他と比べるとやっぱ俺下手かも……。致命的な噛みをしていないってのは、何度も撮り直しが効くから簡単でしょと思うかもしれないんですけど、これがホントきついんすよ……

 

・音楽が入ってる。これは割と強みかなと思ったけど、エントリーされた作品をちょこちょこ観たら意外と音楽劇が多くて驚いた。
それでも音楽が使いにくいルール上で、僕は曲を使えた。

 

・放送で言及してもらったけど劇中映像自体は大した映像ではない。「劇中」映像だから良さそうに見えるレベルだ。アフターエフェクトで作ったんだけど、作り終わったあと普通にRPGツクールとかで作った方が楽に出来たんじゃないかと思った。

 

こう、なんて言うかな、例えば名前入力画面で一旦カーソルが迷うとか、そういう細いかいとこに気付けるのが自分の強みだと思う。本当はゲームのスイッチを入れるときに画面に入れるノイズ(あのファミコンとかカセット系で起こる白のカミナリみたいなやつ)も入れてたんですけど、諸々の理由で切りました。

 

観る人が気づかないかもしれないレベルの細かい芝居とある程度大局を見据えての作劇かな、いいところ。
逆に大胆な発想とか自分にはないっす。ホン書きとしてもなあ……

 

 

・これはちょっと盤外戦だけど、多分選考する側としては、なるべく多彩な作品を候補に選びたいと思うんです。とりわけこの企画は全国規模で地方の格差がない、ということにノミネート段階ではしたいだろうな、と。だから福岡という地方で、セミプロでもない、小規模の自分のできる範囲で作品を作ってるってのは利点だろうとは、少し目論んでいた。ノミネート全部がしっかりした「劇団」の作品ってのは、選考する人は避けるだろうなと思った。まあ実際、地方に住んでて、演劇や芸能の世界でのし上がって行きたいって毛頭思ってないんだけど、下品にならない程度にそういう風にセルフ演出を行なってた。
頑張って演劇作ってます!ってのだけがアピールじゃないと思うんですよ。

 

・そもそも、エントリー81で枠11は結構ゆるい。小説や音楽に比べて倍率が低い。コンテスト系って、僕個人のイメージなんだけど、どうしようもない作品が半分ぐらいある。対バン、バンドとか見に行っても思う

 

・そんな感じでうまいこと滑り込めたんだと思う。だから謙遜でもなくて、一番ノミネートの中で出来が悪いと思ってます。

 

悪かったところ、愚痴、反省点

 

・ゲーム動画から部屋全体に切り替わるところになんの演出もなく、動きも悪い。ミスも入ってる。
二度オペが見切れる。もうすこしだけ後ろに下がってもらえればよかったんや…。せまい部屋とは言え、炊飯器置き場の棚をどかせばよかった……。もうこれは見返す度に凹む…メタものじゃないからどう考えても好意的に解釈できないでしょ……

定点にしたのはこだわりがあったんだが、カメラワークをもっと考えればよかった。究極的にはクレーンカメラが欲しかったんだと思う。定点内の舞台美術はそこそこ色を調整したんだけどね。…赤い鞄とか月とか構図も。青と赤を入れたかったのはゴダールの映画観て綺麗だなって思ったから

 

・もう一日全員そろって撮影ができたら、ミスや発見があってブラッシュアップができたはず。みづきさんには4時間稽古、5時間稽古、5時間稽古そのまま撮影開始という間を空けての計3日スケジュール、カメラのpokke兄さんには一日休みを取ってもらって一日だけ撮影に来てもらった。ゴリぞう先輩にも…、人手も足りなかった。友達いなさすぎ。こうゆうのやりたいんだけどって言った時面白がって手伝ってくれる人がいない。

 

次何かする時はこれのおかげで、ちょっと友達増えたかな…仲間を増やしてつぎの街へと。

 

ともかくぼくには舞監的スケジュール管理能力がそなわっていない。かつての仲間が恋しいピヨ。

 

・10分そこらの演劇ってことで舐めてた。久々に芝居するとはいえ。ミスった時のもう何も進んでないという絶望感な。よくも悪くも演劇は始まってしまえば終わるし、映画だったらカットが効く。自分の台詞覚えの悪さ舐めてた。カンペをかなり仕込んでて、みづきさんに割と呆れられてた(もしかしたらちょっとキレてた?)。まあ、でも意外とスマホ弄りまくってる感じがリアルだった。いい方に転がったパターンである。

 

・あとはやっぱり演出的に力不足、特に動画の撮影という分野に関して研究が足りない。発想力もない。上に書いたように何も考えないでもできちゃうセンス系の演出ってよりは傾向と対策はパラパラとは赤本見る系男子だがあくまでもパラパラとしか見ないので。
芝居って稽古しながらだから生まれるものってのもあって、やっぱりそうなると現状稽古を繰り返し行うってのは難しい。

 

・もしぼくがカメラの外にいたら、もっと細かいところに目がいった。ただそうなると俺が役者できないし、(決してうまい役者ではないが)俺にしかできない空気みたいなところがあったと思うからこれはどっこいどっこいか? 

 

・ほぼプロとか、専門学生とか、使える機材も場所も人もあってうらやましいことうらやましいこと。でもそれはしょうがない。

 

・細かいところを大切にして、そこが売りである脚本演出だから、そのぶん些細なミスが気になってしまう。

 

感想


たのしかった。らしい。ちょっと前のこと過ぎて…メモ見直すと、たのしかったと書いてあった。

ほぼ全部自分で(もちろんみづきさんも他の三人もいたけど)作ったとき、完成した喜びも反省も自分に降ってくる。
いっぽうで小説や絵とちがって誰かといっしょに何かするって楽しみもあった。
コンテスト系は芸術分野において賛否両論あるだろうが、より多くの知らない誰かに見てもらえるってのも嬉しい。再生回数700は予想していなかった。人によっては少ないというかもしれんが俺にとっては多い。その分、色々書いたように自信作です!って感じではないので、嫌でもあるんだけど……

 

だからというわけではないのですが、ノミネートの前の日くらいに再生回数チェックした時、低評価がついたのが俺は、嬉しかったんですよ。強がりでもなく。ああ、ちゃんと観てくれた人がいるんだって。もしかしたら、何も見ず低評価つけたのかもしれないけど、俺は思えたんですよね、ちゃんと観た人がいるって。いやでも👎哀しいことには哀しい複雑な感じですよ。

 

次QSCがあったとしてに挑戦するかどうかわからないが、時間に余裕があったらまた何かしらやります。

演劇だったら一人芝居フェスとか挑戦するかなあ。役者探すところから始めるから結構腰が重いんだよな…ネタはないこともない、脚本書きたい欲求はある。どうしよう。

 

なんか一個くらいここまで来たんなら賞もらえないかな。
イーオシバイ賞か観劇三昧賞ください。東京の小屋で打つとか無理無理無理の助で、地元の福岡ですらこっちに住んで3年経ったけど、5個くらいしか演劇、生で観てない。高いんだよ、芝居。ハズレもぶっちゃけ多いし。映像なら観ると思います。


選考委員の誰かに刺さるものがあって名前上げてくれないかなあ

(このブログのどこかで鴻上尚史ってどうなのよって語っているのに目を背けながら…ラジオDJとしては好きでしたよ!世代じゃないっすけど、古い深夜ラジオ好きなんで)

 

次回、ほかのノミネート作品の感想に続く