サトくんのブログ

リニューアルに当たってなんかカッチョいいブログ名にしようと思ったけど、ぼくのブログとしか言いようがないや。

ボヘミアン・ラプソディを観た話

ボヘミアンラプソディを観ました。

わざわざこのブログを読みに来ていて今更ネタバレを気にする人はいないだろうということでネタバレ普通に書きまっせ

 

面白かったかどうかというと間違いなく面白かった。でも宣伝などで見かける「映画史に残る~」というのは、うーんって感じ

 

クイーンは曲がよい。観る前は自分もよく感想で見かけるような「クイーンって有名曲は知ってるし、あとはボーカルのフレディがゲイでエイズで死んだくらいしか…(あと一応ぼくはギター弾くのでブライアンメイの音が王道なんだけど独特でカッコいい)」ってことしか知らないと思ってたんだけど観ながら気づいた。オレクイーン好きでアルバムも全曲聴いてたし、よく聴いてたんだった。

 

小学生から中学生にかけてオレ洋楽聞いちゃうぜえの時期にビートルズから入ってツェッペリン最終的にはピンクフロイドなどのプログレを聴きまくったんだがその過渡期にクイーンもよく聴いていた。プログレを好んでたくらいだから複雑でいてキャッチーなクイーンも好きだった。(ヴァンヘイレンやピストルズ、ガンズとかロック史全般カッコつけて聴いてたけどそのへんは正直ピンとこなかったし、今聴いても懐かしい以外の感情がわかない)

 

久しぶりに聴くとやっぱいいなあ。どうせならとドルビーシアターで観たわけですが音響システム自体にはそれほど感動したわけではないが曲はよい。フレディはロックで一番、歌がうまいし心に触れる声だ。ブライアンメイも派手なプレイじゃないけどええねんなあ

 

それぐらいには好きだったし、結構たくさん映画内で楽曲を使われたのにまだ聞きたかった曲もあった。bicycle raceとかエンドロールにもないのは意外だった。

 

クイーン史自体は洋楽アルバムにはついていたよくわからない日本人評論家が解説してた紙は読んだような気もするけど覚えてるはずもなく。映画で通してみるとクイーンは曲の幅が広いし、メンバーそれぞれがヒット曲を生みだしてるんだなあと思った

 

この映画はラストのライブエイドでのライブをクライマックスに持ってきてるわけでそれが物語から繋げて持ってきてるのはホンがうまいなあと思った。家族の話、観客全体、そしてフレディの最後というふうに曲ごとに繋げていくのはうまい。

ただこのうまいなあはさっきのフレディの歌がうまいとは違って、脚本お上手どすなあという気持ちが強い。泣ける人には泣けるだろうが、少なくともぼくは初見で意図が空けちゃったし、楽曲が強すぎてこの感動は楽曲自体の力じゃないかという考えが拭いきれなかった

 

でも、ライブ前に親父の「good thoughts, good words, good deeds」って言葉を繰り返して父と和解するとこはオレ一人で観にきてて隣はおばちゃんがいるのに泣いちゃうって思ったな。

あと演奏が終わってステージ上観客をバックにフレディがメンバーに振り向くショットもむちゃくちゃよかったな。この映画がブライアンメイとロジャーテイラーが中心となって作ったってことは知ってたから

 

前半の色使いも良かった。最近ぼく個人が光に興味があるってのもあって音響より絵に興味を持って観てたかな。最初の導入シナリオが「はいはいロックで父と喧嘩してるのね、ガールフレンドができるのね、バンド結成するのね、ヒットするのね」とポンポン進むし。

 

大衆向けにヒットさせたいという気持ちはわかるけど2時間ちょっとでは時間が足りない印象をうけた。3時間は欲しいかな。いや、長いとぼくも飽きるんだけど…

 

まず元々そのつもりだろうけどこの映画は群像劇ではない。はっきりとフレディが主人公だ。だからバンドメンバーの描写が雑いのはいいとして(全員ヒット作かけるしいわゆるフレディのワンマンバンドではないだろうに時間的制約上そうせざるえない。そもそも実際のブライアンとロジャーがそうしたいと思ってこの映画作ったんだろう)徹底的に悪役として描かれたポール(この人はぼくは知らなかった。あんまりに悪役過ぎて架空の人物と思ったくらいだ)をもう少しなんとかならなかったかなと思う。

ゲイでカトリックというのをもう少し掘り下げてフレディを愛してるけども破滅の道へ誘い込んでしまうみたいな悲哀が欲しかった。最初のキスシーンは愛は理屈じゃないんだ性別を超えるんだって結構グッときたのに。そっからもう…。これじゃあフレディが肉欲に溺れたバカじゃん。そうなのかもしれんが話としてはダメじゃん。なんかこう安っぽい表現を使えば天才ゆえの孤独がないと

最後の恋人ジムハットンがポッと出過ぎて、愛や友情を感じるよりまたホモセックスかいフレディと思ってしまったよ。これジムハットンを知らない人はもっと強く思ったんじゃないかなあ

 

実際とは違うがジムはオールドゲイファッションスタイルとは別にヒゲやレザーはしないゲイのほうがよかったんじゃないかなあ

 

話はそれるがゲイの人のファッションが今だと無精髭にガチムチ、映画の時代だと短髪口髭で似るのは、それがゲイ界での「鉄板愛されファッション」だからだと思う。

ぼくたち、、あー、言葉が難しいな、女の人が好きな男性にとって、好みの差はあれどテンプレートに可愛い系メイクでおっぱいが大きい子を好むとか、逆に男性が好きな女性が長身で爽やかでジャニーズ系の男の人を好むみたいに共通した好みがあって、それがゲイの人の場合すでに精神的にマイノリティであるがゆえにゲイ界でのメジャーな格好をしたがるしそういう相手を好きになるんだと思う。

「いや私はジャニーズよりアフロで個性的な格好の人の方が惹かれちゃうの」ってのは多数選択肢がある余裕からなんじゃないかなあ。余談

 

一応は言葉に気をつかいながら映画のほうのゲイの話に戻す。そもそもフレディマーキュリーをゲイのアイコンとして描くには無理がある。群像劇にするにしては時間的に無理があるのはさっきも書いた通りキツくて、フレディの内面自体が多彩過ぎてフレディ一本で絞るにしても時間が足りなかった。だからゲイという要素はかなり苦労したんだと思う。フレディがゲイではなかったようにするのは論外だし、ただのゲイセックス狂として描くの今の時代ありえないし、そもそも主人公としてカッコ悪いし。ゲイが生まれついた理屈を超えたものだとして片付けたかったのか?フレディがゲイを自覚する前公衆電話で恋人と話してる時にちょっとゲイっぽい人が色目を使ってフレディを見て男子トイレに入るシーンがあったけど結構ギリギリの表現だったように思う。ぼくはアレをサスペンスのようにゲイに「落ちてしまう」ドキドキを感じたから

 

ゲイ以外の点でもフレディの実際の家族、恋人(友人)、バンドメンバーらそれらの関係性の描写が弱いので中盤の孤独、最後のカタルシスまで到達できなかった

 

つまり前半ポンポンとまるで漫画や小説原作の映画を観てるように話が飛ぶし、フリが弱いのでクライマックスで涙ダラーにつながらなかったなあ。まして曲も聴かせたい、queenのは話を書くにはこのエピソード(we will rock you創作秘話とか)は入れておきたいからいよいよストーリーに割く時間が少ない。一部曲流しながら話進めてたけど、曲聴かせろやってオレはなったし。

 

んー

 

まあ色々書いたけど楽しかったです。もう一回映画を観たいとは思いませんでしたが、Queenのライブ映像をいい音響で映画館で2時間観たいなと強く思いました

ポケモン

なんとなく深夜に3DSポケモン初代を購入してみる。(金は前買ってた)

初代と金銀はデータが壊れやすかったのもあって何度もシナリオをプレイしてる。努力値とか知らない頃で過去には対戦ガチ勢(ダブル)だった時もあったのだが、あの頃が一番純粋にポケモンとの冒険を楽しんでいた気がする。

が、どうもしっくりこない。

まず赤か緑かって話だが、僕にとってポケモン初代ってBlueだ。
青じゃなくてブルー。
つまり当時爆発的にポケモンが流行った幼稚園小一のころ、自分はアメリカに住んでいまして、海外では緑版をブルー版として売ってたんですよ。赤の対が緑は変だろってことで。ブルー版の中身自体は日本の緑版なんですよ。イベントとかグラフィックとか。タイトルだけカメックスが表紙になっていて。日本の青版は何かコロコロか何かの限定版なんでしょ?そうじゃなくて一般的にレッドとブルーが売ってたんです。

だからまあ緑を買ったんですけど、緑ってねえ……。当時緑を買ってた子には悪いけど緑ってダサくないか?
でもどうだろ自分がもし日本にいたとして緑を選んでたんだろうか。割と王道を外す子だったのでストレートな赤よりは緑を選んだのかなぁ。最初にゲーム内で選んだのはフシギダネだし。
やっぱアオが一番かっこいいでしょ。うん。

で、ゲーム自体ももちろん面白くて、初代と金銀は下手したら相手の雑魚トレーナーの持ってるポケモンのレベルまで覚えてるくらい懐かしいんですけど、やっぱり違和感がある。

テキストが日本語!
書いてることが全部わかる!

当時キンダーガーデンか小一のころ英語のテキストが全然読めなくて、お母さんに聞いたり、調べたり、理解できないまま飛ばしてたのに。
例えば始めのフシギダネ(Bulbasaur)はBulbaballって名前をつけたことを覚えてる。多分ボールって綴りを覚えたばっかりだったのかな? そんな英語レベルのやつにゲーム内のテキストは難しくて難しくて…

そういえばカタカナの勉強もポケモンでした気がする。向こうでも地元の学校以外に日本人学校にも通っていてそのとき宿題が、ひらがなをカタカナに直すやつだった。ぴかちゅう→ピカチュウみたいに。


次の世代の金のときにはねー、日本に戻ってたから日本語テキストに違和感がないってか任天堂の商法ハマりまくりの懐かしさ全開でプレイできたんだけどねー。
最新のサンムーンも一応やったんだけどその時は日本語テキストでやった。(最近のは最初に言語選択できるようになった)

金は舞台が京都モチーフってのもあるけど、英語名はなんか変。ホウオウとか。
でも初代ポケモンは自分の中で3:7くらいで英語名で認識してるんだなあ。

ポケモン緑を遊んでいて気がつきました。軽く調べてみたけど海外のバーチャルコンソールをダウンロードするのはできないみたいだ。

psychologyみたいに接頭語がpsy-の単語を英文読むとき見かけると心理系の単語と類推と同時に頭にコダックが同時に今でも浮かぶ。無声音のpってPsyduckで覚えたんとちゃうかな?


ただポケモンに限らず、最近の1990年代生まれ狙いのリバイバルブームにはちょっと辟易としている。実際、ポケモンはメガ進化でわりと冷めた。なんというか「ぼくのかんがえたサイキョーのポケモン」をやってる感じがして。つまり当時ポケモンを遊んでいた子たちがポケモンを作るほうに回ったってことで、あんまりぼくはそれがいいことだとは思ってない。漫画ばっかり読んだ人が描く漫画、ゲームばっかやってた人達で作るゲームって面白くないと思う。手塚治虫も言ってた。


まあ、それくらい僕だけでなく世界的に人気があったんですよ。ポケモンって。
アメリカにいた時は、ポケモンのおかげで友達作れていた気がする。

近所の小四くらいのお兄ちゃんたちに呼び出されて、なんじゃいと思って行くと、どこで手に入れたか日本のコロコロとポケモンカードを持っていてこれをトランスレートしてくれと興奮気味に頼まれたこともあったな。

とここまで書いて前に似たような雑文を書いたことを思い出しまして、最後に貼って置こうと思います。問題があれば言ってください。「なつやすみの思い出」というテーマで書かされたものです。


小学生1、2年の夏ぼくはアメリカに住んでいた。

毎日スクールバスでサマーキャンプに行っていた。
当時アメリカではポケモンが大流行(まだ初代)。
そこで知り合った友達に「ユウスケ、ブルーピカチュウってのがいるんだよ」と教えてもらった。
日本のコロコロとかを読んでいてポケモンの先行情報については周りの子よりは信頼できる情報をもっていると自負していたぼくはそんなの聞いたことないけどなあと言った。
でもブルーピカチュウの話は色んな小学校から集まってきたサマーキャンプ中の多くの子らがしていた。
じゃあ、絵を描いてくれとぼくはお願いして絵を描いてもらったもののどうも要領がえない。そもそもブルーピカチュウを実際に見たやつはほとんどいなかった。ゲームプレイ中に出たっていうやつまでいた。
ついにある日、これがブルーピカチュウだよって言って日本語版のポケモンカードをぼくは見せてもらうことになる。
それは、

 

 

マリル」だった。
なんだか拍子抜けした。これはマリルだよとぼくは言った。聞きなれない「マリル」という言葉をその時誰一人として覚えた子はいなかったと思う。
しばらくしてマリルはアニメに登場する。英語名も「ブルーピカチュウ」ではなく「マリル(Marill)」だった。
ゲームに関するデマ情報は日本でも散々聞くことになるが、ああいう体験はなかなかできないと思う。
そんなサマーキャンプとポケモンぼくの夏休みのエピソード。

そういやこれ書くときにスクールバスおしっこ放尿事件のほうを、なつやすみの思い出として書こうと思って、やめたんだった。そのうち書くかも。

なぜスーパーでレトルトのカレーは沢山種類があるのにレトルトシチューは見かけないのかわかったのでみんなに教えたい

そんなに知りたいか? ページ開いてもらってなんですけど。


こんにちは。僕です。
なんだか、YouTubeや5chのまとめスレッドの記事みたいなタイトルですね。

 

結論から言うと、売れないからでしょう。
多分。
タイトルで「わかった」とか言ってますけど、それは惹きのために使いまして、実のところは多分そうじゃないかなあという予想ですわ。

 

カレーに比べるとシチューは売れないのでしょう。シチュー、特にホワイトシチューは冬のものですし。
グラタンやドリアだと、それほど冬の食べ物というイメージはないのに、シチューだとぐっと冬のイメージが強くなるのは不思議だ。

 

あと、もう一つ、僕の予想としては、メーカー間で格差を出しにくいからだと思います。
カレーはスパイスの種類やベースを何にするかとバリエーションが豊富なのに対し、シチューはせいぜい牛乳とバターと小麦粉なので変化に乏しいです。一度作るとわかりますが市販のルーを使わなくてもホワイトソースは結構簡単に作れます。

 

自分、結構料理はするほうです。元々はモテるためでした。特にモテには繋がりませんが、スーパーや調理中に何か発見するのは楽しいです。


世界の秘密をまた一つ解き明かしちゃったなぁ〜


だから何?って感じだと思いますが、こっちもなんで来たの?って感じなのでおあいこというわけで、さようなら。(さようなら)

理想の恋びちょ

二十歳にもなると、この人と近いうちにセックスするだろうという予知がたまに起こる。

 

デジャブ、、既視感? 初めからそう決まっていたみたいに、「オレこの人とそのうちヤるんだろうなあ」ってのが皮膚の感覚でわかってしまう。

ナオミさんにそれが感じられたのはいつだっただろう。

OGとしてサークルの飲み会にやってきた時?

後日、飲もうと個別でラインが着た時?

それとも、もう少し一緒にいたいとその後僕の家にやってきた時か?その時にはセックスするだろうってのはほぼ確信に変わっていたか。

 

とにかく、なんとなくこの人とセックスすることになるというのがなんとなくわかる時がなんとなくあって、ナオミさんはなんとなくそんな感じがして実際なんとなく僕らはセックスをした。

 

サークル活動には乗り気ではないが、飲み会には出ている。

ナオミさんはそんな飲み会にふらっとやって来た。

周りは少し戸惑う。一体誰が相手すればいいのだろう?

サークルの活動の中心学年となる3年は、よく顔を出すOBOGの相手で忙しそうだし、僕以外の1、2年は人見知りで話しかけに行く様子はない。

彼女は少し顔に笑みを浮かべ、でもどこか寂しそうに細い煙草を吸って居酒屋で騒ぐ僕らを見ていた。

 

…まぁ、僕が行くか。

 

姉が2人いる僕は、幼い頃からのキョーイクのおかげで歳上の女性と話すのが苦手ではない。得意と言ってもいい。バイト先でもパートおばちゃんらに結構可愛がられている。コツは少しやんちゃで生意気な自分を演出することだ。

 

「どうも、お久しぶり…ですよね? 席いいですか?」

「ああ、うん、いいよ。ごめんね…私全然、サークル来てなくてさ、えっと」

「○○です、二年の。いや、俺も全然来てないんで。でも、なんか見たことあるなぁと思って。いつかの飲み会の時、席近くありませんでした? チョクでは話さなかったんですけど」

口から思いつくまま喋る。前に会った記憶なんか全くない。

「えー? あー!そうだ!そうかも!」

まじかよ。改めて彼女の容姿をしっかりと見る。まぁ可もなく不可もなく…つかマジで形容しにくいな、この人の顔。ブスではないけど可愛くもないな、と品定めする。

「あれ? でも、私前に来たのいつだっけ? ねぇ、覚えてる?」

「いや、知らないっすよ(笑)」

 

適当に彼女の相手をして、適度に気に入られ、ラインを交換する。今度飲もう、と。自分の好きな女の子にはからっきしで、上手くラインのやりとりが続かないのに、こういうのに関してはホント上手いな。と我ながら思う。飲んでいても酒が無くなったのに気づいて店員さん呼んだり、煙草の火を点けたり。ホストにでもなろうかな? 全然チャラチャラ系ではないけど。

 

で、実際ラインが来る。今週末飲もう、と。

サークルで飲むような居酒屋よりはワンランク上の店で飲む。

話す内容は大したことは話さない。院生だというのは意外だった。もっと歳上かと思っていた…。

でも会話が途切れることはなく、盛り上がってるように僕らは話す。実際は、僕がそういう風に演じているだけ。もしかしたら、彼女も彼女でそう演じているのかもしれない。

メニューを見て色々な日本酒を飲んでみたいと言い出した。

 

 

ああ、どうぞ。付き合います。何飲みます?

 

 

おちょこ2つ頼み一合貰い、彼女は一口、口をつけてこれあんまり美味しくないと、残す。

 

 

ああ、どうぞ、残りオレが貰いますよ。好きなの頼んでください。

 

 

こういう人か。そんな気は少ししていたけど。自称酒豪とかサバサバ系を気取っている女にろくな奴はいない。そもそも、煙草を吸う女が嫌いだ。

残りの酒を飲む。

それに、、本当は僕はお酒が強くない。サークルで飲む時も一見酔ってないように見えるのは、意思の力とプライドによるもので、かなり気合いを入れて自分を保っている。今だってそうだ。バレてるかな?

ナオミさんは、あ、これ、おいしー、とおちょこに口をつけていた。少しだけ僕も貰う。日本酒なのに吐き気がするほど甘ったるい味がした。

 

 

店を出てこのあとどうするかと聞くと家に行きたいとか言い出す。まじか。場所的に僕の家はないと思ってたから掃除してないぞ。

「そっちの家の方が近いですし、そっちは?」

「私の家はダメ。」

「でも俺ん家は今汚いっすよ」

「いいから」

「いやホント汚いんで」

そんな押し問答を繰り返して、キスをする。

 

 

あーあ、何やってんだ。オレ。酔って路チューとかまじテンプレってるな。

 

 

キスで怒るかな?どこか行くかな?と思ったけど、強い力で僕を引っ張り大通りに出てタクシーを捕まえ、家行くから場所言ってと彼女は言う。観念して住所を伝える。

 

 

あー、てかホント何やってんだオレ。タクシーの中でも2人は手を繋いだままに気がついて強く握ってみる。彼女が握り返す。またキスしようか。運転手さんびっくりするかな。慣れてるのかな?酔ってタクシーでイチャイチャするとかマジもう…テンプレり過ぎでしょ。

 

 

家に戻ると、僕はもう流石に限界でトイレで吐く。

このゲロは酒だけのせいじゃないと思う。

「背中さすろうか?」と後ろから声がするのを僕は断る。吐いてる時に背中をさすられても余計に気持ち悪くなるし。

水と私の分の歯ブラシ買ってくると、ナオミさんは近所のコンビニに行き、一人自分の家でようやく気持ちを僕は落ち着かせられる。酒の酔いはもう冷めた。口をゆすぎながら思い出す。あー、そういえばゴム今家にないんだった。連絡しようか?でもな……察して買ってこないかな。

 

結局、ゴムのないまま僕らはセックスをする。そして僕は射精できないでなんだかグズグズのまま終える。

ナオミさんに挿入する前僕は、密かに想いを寄せていた、というほど大げさなものでもなく、少しだけ好きだったゼミの女の子を思い出した。

トイレでその子をネタにオナニーしてみる。なんで好きだったんだっけ?ああ、ちょっと顔が好みだっただけだ。

今更ながらナマでしてしまったことに不安になってみる。

まあ、イッてないし。

カウパーでも妊娠すると中学生の時性教育で習った気もするが、可能性は低いだろう。人間はそう簡単に生まれやしない。射精されてない膣よりも、派手に精子をぶちまけたトイレットペーパーの方がずっと妊娠する可能性は高い。

 

 

ナオミさんからはその後一回だけ家に行ってもいいかとラインが来たがメンドくさかったもあるし、本当にテストやなんやらで忙しくて厳しいと断ったら、それ以来連絡は来なくなり、そのうちいつの間にかラインIDを変えていた。当然サークルの飲み会にも来るはずはなく。

後でサークルで耳に挟んだところによるとナオミさんは大学院では心理学を学んでいたらしい。きっと僕のことも色々分析されたに違いない。

ムカつくね。

 

(了)

第6回クォータースターコンテストについて(その③)

第3回。
実際に東京に行って、QSCの結果発表を受けて、そもそも僕が東京、下北で何を感じたか、という話なんだけど……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふふふ、おしえなーい。

 

書きたいと思わないのだ。
このブログって王様の耳はロバの耳的な、誰かに話したいけど、誰も聞かないだろうから、寂しさ、あまり好きな表現ではないけどアウトプットとして書いてるとこがあって懇親会や、テンパりながらの取材や久々にあった後輩に色々喋ったり喋らなかったりしたのでわざわざ穴ぐらに向かって話す必要がないのだ。もちろん他の人に話さなかったこともたくさんあるけど、別に自分の記憶に残ってればいいかなぁと。

ジッサイ、何人かの方にブログ読みましたと言われ、あ、ヤベ、ディスりもなんもこっちの内面バレてんじゃんって焦った。

 

 

これは別に今回が始まりではないのだがここ最近改めて、創作は何かしていきたいなと思った。コメントや懇親会でも嬉しいことを言われた。おかげでその気持ちは強くなった。医学を学ばさせてもらってる身としていいことかはわからない。


あと、もっと本とか映画とか、フィクションじゃないもの、人そのものも、を色々読んで、見て、知りたいなとも思う。それはもちろん自分が作るためってもあるけど、それだけじゃなくて、ソレ自体を楽しもう、と。まじ知りたてぇ楽しみてぇ、みたいな?  演劇はちょっと生で観るかわかんないっすけど……お金かかるし、ハズレも多いんで。


次、気持ちの上でひと段落したのでだいぶ間が空きそうだが、少し加筆して脚本を公開します。一番したかったこと。

第6回くぉおたあすたぁコンテストについて(その②)

まだ東京行くか決めてない。チケット買うなら買わないと。返事もしないと。

うーん。美術館でも行くかあ?

 

廃墟文藝部
モノカキ 

廃墟文藝部『モノカキ』/QSC6ノミネート動画・8月の☆作品 | エントレ|演劇動画ニュース


廃墟文藝部さんは、元々、名古屋の劇団なのに知っていて。このモノカキの掌篇小説も読んでいたりする。
確か5年くらい前、ミソゲキのyoutubeで公開してたリズム芝居を観て知ったんだと思う。そのころリズム芝居、要はままごとのわが星的なやつってなんか小劇場界隈でむちゃくちゃ流行っていて。リズム芝居自体はあまり僕は好きではなかったんだけど、廃墟文藝部さんのその芝居は面白くて、それ以来ツイッターでもフォローしていた。
実は主宰の方とも向こうは認識してないだろうけど突劇金魚で場内案内してた時に、僕は気がついてユーチューブのやつ面白かったですって話しかけようとしてやめていたり。
で、小説版モノカキと比べると、小説の方が好みです。僕は。
勿論、芝居としていい芝居だし、役者の方も信じられないくらい美人で上手。でもなんか女性にしてしまったせいで、主題がブレてしまったような。物書きは物欠きだ、というテーマに対して女であること、というのが邪魔してきてしまって。
というより、単純に原作既読済みの映画やドラマでよくある、自分のイメージとして違うってだけかもしれない。東野圭吾ガリレオが、ドラマ化されたとき、え、福山雅治なの?って感じた違和感みたいな。
女優が美人だから美人ってことに頭がいっぱいになったんだろうね。


中野劇団
隣人が

中野劇団『隣人が』/QSC6ノミネート動画 | エントレ|演劇動画ニュース


中野劇団も名前は知ってた。本家自体は観たことないのだけど、後輩が脚本をお借りして上演していたので、本の内容も何作品か知っている。
うーん、なんか不思議な感じなんだよなあ。コントとして、笑えるのか?とは思うんけど、のんびり、ゆったりコントをするってのに不思議な魅力を感じる。それでいたタラタラしてないというか。タラタラしてるんだけど、それがストレスに感じないといか。それが不思議。
例えば、隣の漫画家の男がストーカーかもしれないってのに対してもっとサスペンス仕立て、コントだというならサスペンスコメディにできると思うんです。ホンも演技も。そっからどんどん闇に入ってくようなイメージの。でも何故か、そういう怖さ、黒さがない、朗らかほんわか雰囲気で不思議だなあ、と。
心が荒んだ夜に観るといいのかもしれない。それにはユーチューブのシークバーで飛ばす誘惑が邪魔ですけど。

 

サトユウスケ
brother 

サトユウスケ『brother』/QSC6ノミネート動画 | エントレ|演劇動画ニュース

 

コマエンジェル
夢の妖精 

コマエンジェル『夢の妖精』/QSC6ノミネート動画 | エントレ|演劇動画ニュース


ノーコメント。ってことにしちゃダメ?笑
おふくろがこんなことやってたらオレはどう思うんだろ…。うーん、やっぱノーコメントかな……。
エンタメとしては最高レベルなんだろう。マイク良過ぎ、カメラ良過ぎ。
ちょっとテーマ自体に、共感も受け入れることもできなくて、、オレ25歳なんだけど、まだいうて若いのかな…歳いったらわかるのだろうか…うーん、逆にあの人達が20ぐらいのときに仲良くなれてたのか、と考えると年齢的な問題でもないような……

 

山西竜矢(劇団子供鉅人)
さよならみどり 

山西竜矢(劇団子供鉅人)『さよならみどり』/QSC6ノミネート動画 | エントレ|演劇動画ニュース


これはもうやられたなってノミネート前から思った。比較的テイストの似た芝居で圧倒的に演出で負けている。勿論向こうはプロじゃん(今回他の人みんな、ツイッターでストーカーしたらドラマに出ましたとか、作家です演出家ですみたいな人だ)という言い訳で自分を慰めることはできるんだけど、もう根本的に質で負けてしまっていて、これ見終わって自分の見返すともう出来が悪くて悪くて……。
ホンの内容とか好みはあるやもしれん、役者も僕のやつも素人にしては頑張った、でも演出が、もう……。
頑張ってケチさがすんだけど、脚本上でオムライス残したまんまどっか行くかいなというツッコミが、奥さんが「いいじゃん」ってセリフで解決してしまってるんだよな……。

まあだって子供鉅人だし。俺が芝居っておもろいやんけって初めて感じたのは子供鉅人の主宰益山さんの民家で行った公演「4 1/2(ヨジョーハン)」だし。図らずもオレさっきも言ったけど今25やん。むっちゃ影響受けてるもん。子供鉅人さんは好きだったから結構観にいったしオーデションも昔受けた。


Takashi Yamamoto
世襲ヒーロー『タナトスマン』 

Takashi Yamamoto『世襲ヒーロー『タナトスマン』』/QSC6ノミネート動画 | エントレ|演劇動画ニュース


ごめんなさい。好みか好みでないに分けると好きではないです。
クオリティ、特に小道具とか半端ないと思うんですけど、どうもホンと演技の方向性が好きではないのです。世襲ヒーローの悲しみ苦しみや、待つ女、待てない女というのは面白い要素だと思うですけど、なんでしょう、ヒーローに全く共感できないからでしょうか。
グリーンピースに寄付しようどうこうは、本気で脚本書いた人や演じた人は思ってるのでしょうか。もし、本気でそう思ってるのなら、僕はじゃあ演劇なんて非生産的なゴミを作らないで寄付やボランティアに行きなよと心の中では思いながらも、そういう考えを理解しようと努めようと思うんです。それが脚本上のキャラクターだとしたら、主人公に全く共感できない作りになっているなあ、と。むしろ女の人達をメインに置いた演出だったらわかるんですけど。
なんか深い設定を練ってそうな気もするんです。「タノトス」マンだし。
哀しい話として、観ていて僕にとって「快」な哀しみではなくて、(恐らく製作者側は想定してないだろう)「不快」な哀しみでした。僕にとって。


24EP
泳ぐ女 

24EP『泳ぐ女』/QSC6ノミネート動画 | エントレ|演劇動画ニュース


一番作った方のことが人間的に好きになった。人間的に好きって、何言ってんのやろ。でもなんて言うかな、演劇とか、もっと大きく言うなら生きることへのテンションが。
演劇やってない友達にこの中でどれがオススメって言われると最初にこれ観て!っていうことはないのだけど僕はすごく好きです。


前田斜
僕は風になって君の家に入り込むから窓は開けておいてくれ。もし開いていなかったら上空で待機して君が家から出てきた瞬間に吹くよ。 

前田斜め『僕は風になって君の家に入り込むから窓は開けておいてくれ。もし開いていなかったら上空で待機して君が家から出てきた瞬間に吹くよ。』/QSC6ノミネート動画 | エントレ|演劇動画ニュース


むっちゃ好き!!!!!!すごい。やばい。意味わかんないけど意味わかる。
他の劇団名あげるの申し訳ないけど、どくんごじゃんと思ったら、そもそも劇団どくんごの人だった。声聞いたことあるなと思ったんだよ。多分ロボットで段差に戸惑っていた人。か、チャーハン作ってた人だと思う。
youtubeでこんな体験できるなんてスゴい。
今年はどくんごバタバタして行けなかった。

大浜 直樹・LIVES
遭遇

大浜 直樹・LIVES『遭遇』/QSC6ノミネート動画 | エントレ|演劇動画ニュース


かなりよくできてる。演出も脚本もスキがない感じ。話自体ベタなんだけどベタなりに、じーんと来ちゃったし。「笑えるよ」って勧めるわりには笑っていいのかわからないボケが初めのほうにはあるから、もう少し笑えますよって提示してほしいかな。結構面白い顔の人達(まあ下から撮ってるしね)なのにコメディアンではないなあ。
ホンモノのお婆ちゃんを声に使って欲しかった。最終的には気にならなくなって、ちょっとじーんとしたんだけどね。
かなりこのQSCというコンテストっぽい(大袈裟になり過ぎない、よくできた脚本演出、ちょっとした新しいアイデアというイメージが僕にはある)作品。
タイトルにやや疑問。


くちびるの会
ポスト、夢みる 

くちびるの会『ポスト、夢みる』/QSC6ノミネート動画 | エントレ|演劇動画ニュース


好きか嫌いかだというと、これも僕は好きではない。(でも演劇を観る多数派の人が「タノトスマン」や「ポスト、夢見る」の方を好むと思う)
たださっき言ったように、友達にこの中でどれがオススメと言われると僕はこの作品「ポスト、夢見る」と「さよならみどり」、あと、俺は好きだけどと言って「僕は風になって(略)」を勧めると思います。
プロジェクターに映して絵本風にするっての一回やってみたいんだよな。……なんかバンドのPV撮るときにしたい。


セガワアユム(MU)
YoutuberのSaeComが渋谷のハロウィンではしゃいでると親戚のおじさんと未知との遭遇

ハセガワアユム(MU)『YoutuberのSaeComが渋谷のハロウィンではしゃいでると親戚のおじさんと未知との遭遇』/QSC6ノミネート動画 | エントレ|演劇動画ニュース


一番youtubeと相性がいい。オレには作れないわ……憧れはある。
特に今回QSCを撮ってみて演劇や映画と違った苦労、、具体的にはカットができない、つまり台詞が噛めない、不測の事態が起きたときまた一から何も進んでないままやらないといけないというのがものすごく大変だったんだけど、不測の事態が全部いい方に転がるからメタものはいいよなあと思った。絶妙なタイミングで入る奇声とか。クレジットされてない人以外みんな一般の方ですよね…?
個人的にはもう少し渋谷のハロウィンの様子をもっと見せて欲しかった。おじさんが来るのもうちょっとyoutuber的に渋谷の様子を映しても良かったかも。つーか、田舎もんなんで見たいんすよ。渋谷。
3分過ぎた時に思わずシークバー見てしまった。アレ?この情報量でまだこんなに経っていないの?って。そっから先は逆に情報量が薄くて勿体無い。もう一捻りくらい入れてくるのかなと思ったから。この人ならやろうと思えば書けるでしょ。多分。全然知らないけど。
カメラの人のカンに触る笑い声(褒めてます)に象徴されるようなリアルな芝居が好き。自分の脚本、台詞回しには自信があったんだけど、これを観てそれすら揺らいでしまった

第6回クォータースターコンテストについて(その①)

いやあ、どもども。まさかノミネートされるなんてね!!!

天才かもしれない。
っていうよりはラッキーでした。


brother

作った側がアレコレ作品を語るってロックスターとしてはスーパーダサい行為だと思うんだけど、オレ、ロックスターでもないし、こういうの時をおいて読み返すと自分で作った梅酒みたい自分はおいしく感じられる(他の人がどう感じるかは知らん)ので、書く。

 

多分4回に分けて記事は書くかな。
今回作った感想、第二回他のノミネートの感想、第三回結果発表を受けて、第四回脚本公開(割とカットしたのでカットしてないのを公開したい)って感じで。

 

いいところ、なんでノミネートできたか考えてみたり、創作秘話とか

 

・ホンの台詞、科白がまぁまぁ上手い。よくヒトの会話、対話、生理を観察してる。
プロット自体も悪くはない。素人だし(暫く僕は素人だということを逃げにしてブログに色々書くと思います。少なくともオレは演劇人じゃないです)。あっと驚く仕掛けはないが鼻からそこで勝負する気はなかった。過去作を見てどんでんがえし系が多いな、と思ってそれを自分が書いたところで二番せんじになることは目に見えていた。


平田オリザ先生の教科書的な、あの新書2冊は繰り返し読みました。あと小津安二郎監督とか是枝監督の作品に影響受けてると思う。あとはガスヴァンサントとか…そういえば行定勲監督の作品は観ないままだったな……もちろんセカチューと今度は愛妻家と円卓は人生で観たことあるんですけど、研究目的では観なかったな。

 

・演出も会話劇がたるくなってしまう自覚はあって、映像を冒頭にいれる、ゲーム内音楽という体で音楽を放り込む、序盤は多少無理にでも動きをつける、となんとかそのコンテクスト内でメリハリをつけようとこころみていた。

音量バランスにはやや失敗したなと思ってる。うーん、テレビとかでは音声さんがいるんだろうなあ。最初のタイトルもゲーム画面にすることにより何の意味もなくタイトルを画面に映すなんてことはしなかったのはいい発想だったと思う。

他の作品観ていて感じたけど、このQSCという動画×演劇のコンテストは、普通の芝居に比べても始まりが肝心だと思う。youtubeは簡単にシークバーで飛ばしたり他のオススメ動画が横にあったりと誘惑が多い。リアルの演劇ってある種、お客さんを軟禁状態においてると思うんです。つまらなくても、よっぽどのことがない限りお客さんは出て行かない。お金払ってるし。演劇ってジャンルはぶっちゃけyoutubeと相性は悪い。
そしてはこのコンテクストのルール上編集ができない。これがむっちゃキツい。僕youtuberって日本人だとヒカキンくらいしか知らないんだけど、無茶苦茶テンポよくカットしている。飽きさせないためだろう。

というわけで最初の1分もしかしたら10秒が無茶苦茶大事だと思う。普通の芝居でも最初は大事だけどそれ以上に。

実際ノミネートされた作品はどれも意識的にか、無意識か、掴みが強い。チラホラ他のエントリー作品も観たんだけど、偉そうに言えば勿体無いなぁってのはいっぱいあった。

 

・役者も悪くはない。演劇を映像に収めるとなりがちなウッとなるドヤ感を抑えながら演技ができた。みづきさんはうまい。初めは困っていたが、仕事人気質で概ね演出の要求通り仕事をしたし、ぼくもそこまで悪くない。と思いたい。でもノミネートの他と比べるとやっぱ俺下手かも……。致命的な噛みをしていないってのは、何度も撮り直しが効くから簡単でしょと思うかもしれないんですけど、これがホントきついんすよ……

 

・音楽が入ってる。これは割と強みかなと思ったけど、エントリーされた作品をちょこちょこ観たら意外と音楽劇が多くて驚いた。
それでも音楽が使いにくいルール上で、僕は曲を使えた。

 

・放送で言及してもらったけど劇中映像自体は大した映像ではない。「劇中」映像だから良さそうに見えるレベルだ。アフターエフェクトで作ったんだけど、作り終わったあと普通にRPGツクールとかで作った方が楽に出来たんじゃないかと思った。

 

こう、なんて言うかな、例えば名前入力画面で一旦カーソルが迷うとか、そういう細いかいとこに気付けるのが自分の強みだと思う。本当はゲームのスイッチを入れるときに画面に入れるノイズ(あのファミコンとかカセット系で起こる白のカミナリみたいなやつ)も入れてたんですけど、諸々の理由で切りました。

 

観る人が気づかないかもしれないレベルの細かい芝居とある程度大局を見据えての作劇かな、いいところ。
逆に大胆な発想とか自分にはないっす。ホン書きとしてもなあ……

 

 

・これはちょっと盤外戦だけど、多分選考する側としては、なるべく多彩な作品を候補に選びたいと思うんです。とりわけこの企画は全国規模で地方の格差がない、ということにノミネート段階ではしたいだろうな、と。だから福岡という地方で、セミプロでもない、小規模の自分のできる範囲で作品を作ってるってのは利点だろうとは、少し目論んでいた。ノミネート全部がしっかりした「劇団」の作品ってのは、選考する人は避けるだろうなと思った。まあ実際、地方に住んでて、演劇や芸能の世界でのし上がって行きたいって毛頭思ってないんだけど、下品にならない程度にそういう風にセルフ演出を行なってた。
頑張って演劇作ってます!ってのだけがアピールじゃないと思うんですよ。

 

・そもそも、エントリー81で枠11は結構ゆるい。小説や音楽に比べて倍率が低い。コンテスト系って、僕個人のイメージなんだけど、どうしようもない作品が半分ぐらいある。対バン、バンドとか見に行っても思う

 

・そんな感じでうまいこと滑り込めたんだと思う。だから謙遜でもなくて、一番ノミネートの中で出来が悪いと思ってます。

 

悪かったところ、愚痴、反省点

 

・ゲーム動画から部屋全体に切り替わるところになんの演出もなく、動きも悪い。ミスも入ってる。
二度オペが見切れる。もうすこしだけ後ろに下がってもらえればよかったんや…。せまい部屋とは言え、炊飯器置き場の棚をどかせばよかった……。もうこれは見返す度に凹む…メタものじゃないからどう考えても好意的に解釈できないでしょ……

定点にしたのはこだわりがあったんだが、カメラワークをもっと考えればよかった。究極的にはクレーンカメラが欲しかったんだと思う。定点内の舞台美術はそこそこ色を調整したんだけどね。…赤い鞄とか月とか構図も。青と赤を入れたかったのはゴダールの映画観て綺麗だなって思ったから

 

・もう一日全員そろって撮影ができたら、ミスや発見があってブラッシュアップができたはず。みづきさんには4時間稽古、5時間稽古、5時間稽古そのまま撮影開始という間を空けての計3日スケジュール、カメラのpokke兄さんには一日休みを取ってもらって一日だけ撮影に来てもらった。ゴリぞう先輩にも…、人手も足りなかった。友達いなさすぎ。こうゆうのやりたいんだけどって言った時面白がって手伝ってくれる人がいない。

 

次何かする時はこれのおかげで、ちょっと友達増えたかな…仲間を増やしてつぎの街へと。

 

ともかくぼくには舞監的スケジュール管理能力がそなわっていない。かつての仲間が恋しいピヨ。

 

・10分そこらの演劇ってことで舐めてた。久々に芝居するとはいえ。ミスった時のもう何も進んでないという絶望感な。よくも悪くも演劇は始まってしまえば終わるし、映画だったらカットが効く。自分の台詞覚えの悪さ舐めてた。カンペをかなり仕込んでて、みづきさんに割と呆れられてた(もしかしたらちょっとキレてた?)。まあ、でも意外とスマホ弄りまくってる感じがリアルだった。いい方に転がったパターンである。

 

・あとはやっぱり演出的に力不足、特に動画の撮影という分野に関して研究が足りない。発想力もない。上に書いたように何も考えないでもできちゃうセンス系の演出ってよりは傾向と対策はパラパラとは赤本見る系男子だがあくまでもパラパラとしか見ないので。
芝居って稽古しながらだから生まれるものってのもあって、やっぱりそうなると現状稽古を繰り返し行うってのは難しい。

 

・もしぼくがカメラの外にいたら、もっと細かいところに目がいった。ただそうなると俺が役者できないし、(決してうまい役者ではないが)俺にしかできない空気みたいなところがあったと思うからこれはどっこいどっこいか? 

 

・ほぼプロとか、専門学生とか、使える機材も場所も人もあってうらやましいことうらやましいこと。でもそれはしょうがない。

 

・細かいところを大切にして、そこが売りである脚本演出だから、そのぶん些細なミスが気になってしまう。

 

感想


たのしかった。らしい。ちょっと前のこと過ぎて…メモ見直すと、たのしかったと書いてあった。

ほぼ全部自分で(もちろんみづきさんも他の三人もいたけど)作ったとき、完成した喜びも反省も自分に降ってくる。
いっぽうで小説や絵とちがって誰かといっしょに何かするって楽しみもあった。
コンテスト系は芸術分野において賛否両論あるだろうが、より多くの知らない誰かに見てもらえるってのも嬉しい。再生回数700は予想していなかった。人によっては少ないというかもしれんが俺にとっては多い。その分、色々書いたように自信作です!って感じではないので、嫌でもあるんだけど……

 

だからというわけではないのですが、ノミネートの前の日くらいに再生回数チェックした時、低評価がついたのが俺は、嬉しかったんですよ。強がりでもなく。ああ、ちゃんと観てくれた人がいるんだって。もしかしたら、何も見ず低評価つけたのかもしれないけど、俺は思えたんですよね、ちゃんと観た人がいるって。いやでも👎哀しいことには哀しい複雑な感じですよ。

 

次QSCがあったとしてに挑戦するかどうかわからないが、時間に余裕があったらまた何かしらやります。

演劇だったら一人芝居フェスとか挑戦するかなあ。役者探すところから始めるから結構腰が重いんだよな…ネタはないこともない、脚本書きたい欲求はある。どうしよう。

 

なんか一個くらいここまで来たんなら賞もらえないかな。
イーオシバイ賞か観劇三昧賞ください。東京の小屋で打つとか無理無理無理の助で、地元の福岡ですらこっちに住んで3年経ったけど、5個くらいしか演劇、生で観てない。高いんだよ、芝居。ハズレもぶっちゃけ多いし。映像なら観ると思います。


選考委員の誰かに刺さるものがあって名前上げてくれないかなあ

(このブログのどこかで鴻上尚史ってどうなのよって語っているのに目を背けながら…ラジオDJとしては好きでしたよ!世代じゃないっすけど、古い深夜ラジオ好きなんで)

 

次回、ほかのノミネート作品の感想に続く